Live in New Orleans by MAZE featuring Frankie Beverly 1981

1970年代に、マーヴィン・ゲイのコンサートツアーにおいてオープニングアクトを務め、以来アーバン、ソウルコミュニティーにおいてコアなファンの絶大な支持を受け続けてきたバンド、MAZE。バンドのフロントマン、フランキー・ビヴァリー(Frankie Beverly)が、2024年9月10日に77歳で亡くなりました。

MAZE Featuring Frankie Beaverlyは、マーヴィン・ゲイから続くネオソウルの伝統を受け継ぎ、R&Bとジャズを混合させた颯爽として都会的なサウンドが特徴的なバンドです。録音による補正技術もなかった1981年のライブアルバムでこれだけのサウンドクオリティーを発揮していることは、バンドの非凡な技術力の高さを証明していると言えるでしょう。

MAZEはブラックコミュニティーにおいて特別な位置付けのバンドでもあります。結婚式や家族の集まりなどお祝いの席で必ずメイズの曲が演奏され、バンドは世代を超えて愛されてきました。愛と団結そして忍耐を訴えた歌詞はブラックコミュニティーの感情に寄り添い、その文化的な遺産を引き継いだものです。

Frankie Bevaerlyの葬儀はニューオリンズの伝統的なジャズ葬で盛大に行われました。彼のトレードマークである全身白づくめの服を着たファンたちが『We are One』の曲に合わせて合唱し、一斉にラインダンスを踊りました。

ご冥福をお祈りします。

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